ストレイト・ストーリー

ストレイト・ストーリー

★★★★☆☆☆☆☆☆


ストレイト・ストーリー [DVD]

ストレイト・ストーリー [DVD]


When? 2009.04.23

Where? DVD




スタッフ

監督・・・デヴィッド・リンチ
製作総指揮・・・ピエール・エデルマン、マイケル・ポレア
製作・・・アラン・サルド、メアリー・スウィーニー、ニール・エデルスタイン
脚本・・・ジョン・ローチ、メアリー・スウィーニー
音楽・・・アンジェロ・バダラメンティ
撮影・・・フレディ・フランシス
字幕・・・関美冬
配給・・・コムストック配給
公開・・・1999年
上映時間・・・・111分
製作国・・アメリカ合衆国・フランス
言語・・・英語
原題・・・THE STRAIGHT STORY




キャスト

リチャード・ファーンズワース・・・アルヴィン・ストレイト
シシー・スペイセク・・・・・ローズ・ストレイト
ハリー・ディーン・スタントン・・・ライル・ストレイト
エヴァレット・マクギル・・・トム
ジェイン・ヘイツ・・・・・・ドロシー
バーバラ・イー・ロバートソン・・・鹿の女性



受賞歴

インディペンデント・スピリット賞(1999年)  
主演男優賞

・NY批評家協会賞(1999年)  
男優賞、撮影賞

アカデミー賞(1999年)  
主演男優賞 ノミネート

ゴールデングローブ賞(1999年)   
主演男優賞(ドラマ部門) ノミネート

カンヌ国際映画祭(1999年) 
パルム・ドール ノミネート (デヴィッド・リンチ)



メモ

・公開翌年の2000年に、リチャード・ファーンズワースは死亡している。死因はガンの苦痛に耐え切れずの自殺であった。

・1994年に「ニューヨーク・タイムズ」に掲載された実話を基にしている。



あらすじ

主人公の「アルヴァン・ストレイト」は、転ぶと1人で立てない程腰が悪いおじいちゃん。
→娘と2人で暮していたがある日、兄が「脳卒中」で倒れたと聞く。
→アルヴァンは1人で兄の家までの500キロの道のりを旅することにする。
→だが、視界もかすんできて、運転も出来ない。なので、持っていたトラクターを少し改造して、旅を始める。
→が、トラクターが古すぎて壊れてしまい、家に帰ってくる。
→中古のトラクターを購入し、また旅を再スタートする。
→子供を身ごもった女の子と一晩を明かしたり、下り坂でトラクターが故障し、それを見ていた民家の方に助けてもらったり、協会の隣で野宿をし、神父さんからたまたま兄の話を少し聞いたりして、旅を続けていく。
→そしてやっと、兄の住んでいる街まで着く。
→昔行きつけだったバーでビールを飲み、家の場所をマスターに尋ねる。
→途中、通りがかったお爺さんの案内もあり、兄の家へ辿り着く。
→兄に会う。10年前、関係がねじれたまま会っていなかったが、仲直りを果たす。
→2人で夜空を見上げる。




感想

伊集院のラジオでは、「デヴィッド・リンチの作品はわからなくていいんだ。」と言うようなことを言っていて、
(私はゴダール「映画史」しか見たことが無いが、)
ゴダール並みに意味がわからないんだろうな。」
と思って見たら、いきなり「Wolt Disney」の文字!
レンタルした作品を間違えたかと思ったー!

内容も、実話らしいけど全然普通。
ストーリーは単純で、とてもわかりやすい。
突飛した部分も無く、ゆったりのんびりと進んでいく。
少し眠くなる。

最後は兄に会ったら即終わり。
兄に会う直前に何か一大事があるかと思ったら(お約束だけど)特に無し。
あと少し、のところで止まってたのはエンジンが壊れたからじゃないの?
エンジンから煙が出てたのに、その後普通にトラクターが動いてたけど。

全然悪くはない!
撮り方も安定している。
音楽も普通に映像に合っている。
系統としては「グリーンマイル」的な。大衆受けしそうな作品。

Yahoo!映画では、評価が良かったけれど、そんなに印象に残らなかったなあ
少し退屈だった、レベル。
デヴィッド・リンチ」監督に全然違う作風を描いていたからかなあ。
Disneyだから綺麗にまんまるに作られてんのかなあ。

ストーリーとしては泣ける感じだけど、どこで泣いて良いかわからないね。
感動の頂点がわかりずらい。
ずっとまっすぐな感じ。浮き沈みが激しくない。

よくわからないデヴィッド・リンチ作品があるなら見たいなあ。



Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%BC

Yahoo!映画
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id159820/s2/or1

時計じかけのオレンジ

時計じかけのオレンジ

★★★★★★★★★☆



時計じかけのオレンジ [DVD]

時計じかけのオレンジ [DVD]


When? 2009.04.23

Where? DVD




スタッフ

監督,製作,脚本・・・スタンリー・キューブリック
原作・・・アンソニー・バージェス(イギリス)
音楽・・・ウォルター・カーロス
撮影・・・ジョン・オルコット
プロダクション・デザイン・・・ジョン・バリー
編集・・・ビル・バトラー
配給・・・ワーナー・ブラザーズ
公開年度・・・1972年
上映時間・・・136分
製作国・・イギリス
言語・・・英語
制作費・・$2,200,000
原題・・・A CLOCKWORK ORANGE




キャスト

マルコム・マクダウェル・・・アレックス・デラージ
パトリック・マギー・・・ミスター・アレクサンダー
マイケル・ベイツ・・・・看守長
アドリエンヌ・コリ・・・ミセス・アレクサンダー
ウォーレン・クラーク・・ディム
ジェームズ・マーカス・・ジョージー
マイケル・ターン・・・・ピート
ミリアム・カーリン・・・キャットレディ
スティーヴン・バーコフ・・・トム



受賞歴

・第44回 星雲賞(1973年) 
  映画演劇部門 

・NY批評家協会賞(1971年) 
  作品賞、監督賞




メモ

・タイトルはロンドンの下町言葉の言い回しで、 「何を考えているか分からない変人」という意味らしい。

・また原作者が一時住んでいたマレーシア語では人間を「orang」と言うので、「時計じかけの人間」となり、「国家の奴隷」と言うことになるのだろう。

・ロシア語と英語のスラングで組み合わされた「ナッドサット言葉」が使用されている。

・映画中にある新療法の実験シーンの際、アレックスが装置でまぶたを固定される場面があるが、撮影中にこの装置の位置がずれて目の中に直接入り、失明しかけた。

・『雨に唄えば』が挿入歌として用いられているが、これはマルコムがそらで歌えるのがこの曲だけだったため。

・この映画は、史上初めてドルビー研究所が開発したドルビーノイズリダクションシステムを使用し、ステレオ録音された映画である(但し劇場公開用のフィルムはモノラル)。キューブリックが次にステレオ音響を使ったのは意外にも遺作となった『アイズ ワイド シャット』である。

・英国では1973年にキューブリックの強い意向もあり、全ての上映が禁止された。英国での再上映が始まったのは、キューブリックの死後1999年になってからである。

・アレックスが二度目に作家の家を訪れたときに登場するマッチョな男は、ダース・ベイダーの中身を演じたデヴィッド・プラウズである。

・本作はキューブリックが事前に鑑賞していた松本俊夫監督の映画『薔薇の葬列』に大きく影響されており、作中では酷似した演出(クラシック音楽と共に、映像を早送りで再生する)が見られる。

・一部には暴力を誘発する作品であるという見解もあり、この作品を見て犯罪を犯した者がいた。



使用されている音楽

交響曲第9番ニ短調(作曲:ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン)
泥棒かささぎ』序曲、『ウィリアム・テル』序曲(作曲:ジョアキーノ・ロッシーニ)
『威風堂々』第1番、第4番(作曲:エドワード・エルガー)
『メアリー女王の葬送音楽』(作曲=ヘンリー・パーセル)
『太陽への序曲』(作曲=テリー・タッカー)
灯台守と結婚したい』(作曲=エリカ・エイゲン)
雨に唄えば』(作詞=ナシオ・ハーブ・ブラウン,作曲=アーサー・フリード,歌=ジーン・ケリー)
『シェヘラザード』(作曲=ニコライ・リムスキー=コルサコフ)



あらすじ

極悪、非道な悪さを続けている。学生。
→いつも通り悪さをしていたら、誤って殺してしまう。
→警察が来て逃げようとするが、今まで自分の独断でやっていたため仲間から裏切られ、捕まる。
→刑務所へ。14年の懲役。
→つまらない刑期。そこへ「ある治療をしたら、2週間で刑務所から出られる」という朗報が。
→治療を受け始める。治療とは、食後に注射を打たれ、午前と午後の2回、レイプ、暴力などの悲惨な映像を見せられるものだった。
→そして暴力や性的なことをしようとすると、吐き気がするように。また、映像のBGMにベートーヴェンの「第9」が使われていたため、その曲を聞いても吐き気、不快感を覚える。
→刑務所から出る。新聞に載る。
→実家へ帰るが、自分の部屋は下宿に使われていて、住む場所がない。
 昔暴力をふるったホームレスに会い、荷物を奪われる。
 自分を裏切った仲間が警察官になっており、街の外れまで連れて行かれ、暴力をふるわれる。
→雨が降りしきる中、やっとのことで、民家に助けを求める。
→が、その民家は昔暴力をふるい、金品を盗んだ家だった。
→民家の主は、主人公が新聞に載っていたことを思い出し、政治家の友人に電話をする。
→その間、主人公はお風呂に入っている。気持ち良さそうに、「雨に唄えば」を歌いながら。
→その歌声を聴いた主は、以前自分と妻に暴力をふるった相手だと思いだす。
→お風呂から出、食事をいただいていると、政治家の友人たちが来て、質問を受ける。そして就寝。
→朝目が覚めると、「第9」が流れていた。
 昨日の質問で、「「第9」を聞くと、死にたくなる」と答えていた。
→苦痛に耐えきれず、窓から飛び降りる。
→生きていた。病院で治療を受け、回復していく。
精神科医から心理テストのような質問をされるが、「暴力」「セックス」のことを答えても、吐き気が起こらない。
→「ある治療」を主人公に受けさせた政府の役人がやってきて、イメージの回復のため、協力を願う。
→主人公の快い返事を喜んで、役人はスピーカー等音楽のプレゼントをする。流れてきたのは「第9」
→大勢のカメラマンが病室へ入ってくる中、主人公は気分よさそうな表情を浮かべていた。



感想

怖いよーすっげ恐いよー
私無意識に「襲われる側」に感情移入しちゃうからめっちゃ怖かったよー最初。

にしても訳が下手なのか、「イン・アウト」とか他は忘れたけど、
そのまんまなんだよね。
しかもシーンによって訳が変わるんだよね。
カッコ付けで書いといてよー
そういう台詞が続いたら訳わかんないんだよー

でも撮り方、凄くいい。
音楽も。やっぱりオーケストラだ!BGMはオーケストラorアルペジオ
斜め下からのアングル良いなあ。
女の子を2人、家に連れ込んでセックスしてた時の撮り方良いー
早送りして。いやらしさが無い。

本棚とタイプライターって良い組み合わせ。

うーん。
政治に向けて作っているのかな。
もてあそばれる市民。まあ、殺人を犯してるけど。
深く考えようとすると、その前に映像のインパクトがやってくる。
怖いよー凄いよー
監督は天才だ。これぞ鬼才。

本当に素晴らしいんだけど、最後の主人公が「第9」を聞いて
「ほけーっ」って顔をするシーン、私死んじゃったのかと思ったよー
少しわかりずらいかなあ。
精神科医のテストのシーンでは「悪さしてた頃と一緒だ」って気づいてはいたんだけど。
あそこでわかった人いるのかな。
そこだけだなー

部屋のインテリア素敵!
斬新!可愛い!1週間住んでみたいー

素敵だし、「素晴らしい映画」リストには入るけど、何度も見たいとは思わないなあー

「現実世界の色が本物らしいのは、スクリーンの上だけだ。」



Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%99%82%E8%A8%88%E3%81%98%E3%81%8B%E3%81%91%E3%81%AE%E3%82%AA%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B8

Yahoo!映画
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id15902/

我が至上の愛

我が至上の愛

★★☆☆☆☆☆☆☆☆


アストレとセラドン 我が至上の愛 [DVD]

アストレとセラドン 我が至上の愛 [DVD]


When? 2009.04.20

Where? 名古屋シネマテーク



スタッフ

監督,脚本・・・エリック・ロメール
原作・・・オノレ・デュルフェ『アストレ』
音楽・・・ジャン=ルイ・ヴァレロ
製作・・・2007年
上映時間・・・・109分
製作国・・フランス=イタリア=スペイン
配給・・・アルシネテラン
原題・・・LES AMOURS D'ASTREE ET DE CELADON




キャスト

アンディ・ジレ・・・・セラドン
ステファニー・クレイヤンクール・・・アストレ
セシル・カッセル・・・レオニード




メモ

ステファニー・クレイヤンクールはもともと歌手志望で、フランス本国でシャンソンのCD発売を予定している。

・「私はこの映画のあと、現役を引退するつもりだ。映画学生向けの短編を製作する計画はあるが、もう長編を撮影するつもりはない。87歳(インタビュー当時)という高齢もあり、映画演出、撮影に大変な困難を感じている。」
 と、2007年にフランスで行われたインタビューでエリック・ロメールは、このようにコメントした。

・原作は、17世紀文学サロン、パリの貴婦人たちの間で大流行した小説『アストレ』。本作は、17世紀にオノレ・デュルフェという作家によって書かれた、大河ロマン小説の原点とも言われている『アストレ』が原作。




感想

予告に「ゴダール」の名前が出てきたから、
「レンタルにゴダール作品置いてないし、見に行ってみよう」と思い、行ったら、

つーまーらーなーいーー!
よく寝なかったです、私。
舞台は「5世紀」なのに全然現代で撮ってる様にしか見えない。
鳥のさえずりはわざわざ入れてるんだよね?
それがわざとらしすぎてとても違和感。

ぐだぐだじれったい。
ラドンはカッコ良いし、アストレは美しい。
けれど物語が駄目だー
もっと「小説のような説明」があると思っていたのにほんの少しだけ。
あの部分は大好きで心高鳴るのにー

しかもセラドンの女装姿気持ち悪い。
男だと気づくだろうあれは。
この時代は「レズ」は当たり前だったのだろうか。
ラストのキスシーンは奇妙だよ。
そして女装だとばれても怒らないのね。
終わり方も微妙だ

DVDで見る作品では無いけれど、
不完全燃焼な作品。



Yahoo!映画
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id330099/

公式サイト
http://www.alcine-terran.com/wagaai/index.html

恋の門


恋の門

★★★★☆☆☆☆☆☆



恋の門 [DVD]

恋の門 [DVD]


When? 2009.04.19

Where? DVD




スタッフ

監督,脚本・・松尾スズキ
プロデューサー・・・小川真司甘木モリオ、長坂まき子
撮影・・・・福本淳
演出協力・・守屋健太郎
助監督・・・仁同正明
振付・・・・康本雅子
音楽・・・・葉山たけし
劇中アニメ「ギバレンガー」
 メカニックデザイン,演出・・庵野秀明
 アニメーション制作・・・・・GAINAX
漫画指導・・河井克夫刹奈
支援・・・・文化庁
企画協力・・大人計画
製作プロダクション・・アスミック・エースエンタテインメント、シネバザール
上映時間・・114分
公開・・・・2004年
主題歌・・・サンボマスター『月に咲く花のようになるの』
オープニングテーマ・・ASIAN DUB FOUNDATIONFortress Europe』
挿入歌・・・影山ヒロノブ『ギバレンガー』
      忌野清志郎恋の門
      サンボマスター『週末ソウル』『この世の果て』『残像』『人はそれを情熱と呼ぶ』
      ほか全17曲が挿入歌として使用されている





キャスト

松田龍平・・・蒼木門
酒井若菜・・・証恋乃
松尾スズキ・・毬藻田
小島聖・・・・園決理/メジナ
塚本晋也・・・野呂
忌野清志郎・・浴衣
田辺誠一・・・登山者1
片桐はいり・・登山者2
市川染五郎・・本屋の店員
大竹まこと・・門の父
平泉成・・・・恋乃のパパ(証圭一郎)
大竹しのぶ・・恋乃のママ(証泰子)
三池崇史・・・イメクラ店長
庵野秀明・・・旅館の親父
安野モヨコ・・旅館の女将
しりあがり・・コミケ会場の人
山本直樹・・・コミケ会場の人
内田春菊・・・コミケ会場の
ジョージ朝倉・・・コミケ会場の人
小日向文世・・・居酒屋の親父



受賞歴等

・第61回ヴェネチア国際映画祭  
  (国際批評家週間)に出品




メモ

コミックマーケットの場面では河井克夫安野モヨコ(旦那の庵野秀明)、しりあがり寿内田春菊ジョージ朝倉、羽生本人など多くの漫画家が出演している。




感想

そんなに良くはない映画なんだけど、
ちょこちょこ小ネタが面白いー

場面が変わって高校生の男女が
「球から攻めたのが間違いだったなー」
みたいな話をしていて、吹いてしまった。
本当に面白かったなあー

松尾スズキも演技頑張るね!
チューしちゃってるよ!!!うわわわわわー

しょーもないんだけど。めっちゃしょーもないんだけど。
嫌いにはなれないなあ。

「石が好きな、君が好き。」
と言ってるシーンで石を投げてるんだけど、拾うことは無いんだよね。一方通行。
あと
「玉から攻め始めたのがいけなかった。」
って話し合ってる学生たちも良いなあ。
面白いなあ。いいなあ。

この作品を見ると、同じ松尾スズキ監督の「クワィエットルームにようこそ」
から考えると成長したね!
人生の酸いも甘いも知ってきたんだね!
いいよー素敵だー

少し長い感じがするけどまあ良かったー



Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%81%8B%E3%81%AE%E9%96%80

Yahoo!映画
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id320092/

公式サイト
http://www.koinomon.com/index.html

ユビサキから世界を

ユビサキから世界を

★★★☆☆☆☆☆☆☆



ユビサキから世界を [DVD]

ユビサキから世界を [DVD]

ユビサキから世界を

ユビサキから世界を


When? 2009.04.18

Where? DVD




スタッフ

監督、脚本・・・行定勲
製作総指揮・・・後藤由多加
製作・・・古賀俊輔、深尾宏之
音楽・・・めいなCo.
撮影・・・中山光一
照明・・・武藤要一
録音・・・浦田和治
編集・・・今井剛
主題歌・・アンダーグラフユビサキから世界を
挿入歌・・アンダーグラフ『ツバサ』
公開・・・2006年7月
上映時間・・・・63分
製作国 ・・日本
言語・・・日本語
制作・・・ランブルフィッシュ
製作・・・フォーライフミュージックエンタテイメントランブルフィッシュ、ケーブルテレビ山形




キャスト

谷村美月・・・リンネ
北乃きい・・・ウタ
麻里也・・・・ラン
永岡真実・・・タマ
上原香代子・・乳牛



メモ

・「ユビサキから世界を」はアンダーグラフの5枚目のシングル。シングル購入者限定で先行試写会が行われた。

・映画監督行定勲がこの曲にインスピレーションを受け映画化が決定。脚本は行定勲監督のオリジナル。

・「何もないところから作り上げる。映画は本来こうあるべき。」と制作発表会で行定勲は発言し、「映画があるべき原点」をこの映画で目指した。

・出演者もすべてオーディションで決定。

・2006年、「MUSIC×CINEMA Free Screen Tour'06」と題して7月下旬より全国縦断無料上映ツアーが行われている。

・2006年9月6日DVD発売が決定。映像特典として、行定勲監督とアンダーグラフの対談・クランクイン記者発表などが収録される。

アンダーグラフカメオ出演している。




感想

タイトルに惹かれ、パッケージの裏面を見てみると「行定勲監督」の文字。
アンダーグラフをよく聞いていたなあ、と思いだしレンタルしてみた。が、

今の高校生こんなんじゃないよー!
一般的な高校生の生態は知らないけれど。
今の私は現役高校生だが、こんなに考えは浅くないよ。
これが今の高校生、と思われるのは納得がいかない。

この女子高生たちは、新しい「ゲーム」として、「死」を見つけたんだ。
幼い子供が面白い「ゲーム」を見つけた。それが「死」だった。
こんな悲しい物語は無いよなあ。

リンネが死にたい感じはよくわかる。世界に失望している。雰囲気からして失望しているのがわかる。
そして乳牛が死にたい、と言うのもわかる。
ランは過去に家庭に事情があった様だが、今幸せなのだから自殺する必要は無い。
そしてウタにしては、どうして自殺するの?何を考えてるの?

でも一番死にたいのはタマだよね。
一番、では無いにしてもウタやタマよりクローズアップされるべきだよね。
陳腐なセリフといい、何だろうね。駄目だなあ。
行定監督は原作が無いと駄目なのだろうか。

でも雰囲気は好きなんだ。撮り方と音楽は好きなんだよー。
なのになんでこんな脚本かなあー全て台無しだー

「夏の帽子を買ったから夏までは死ねない。」
そんな理由で生きていれば良いと思います。



Wikiedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%83%93%E3%82%B5%E3%82%AD%E3%81%8B%E3%82%89%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%82%92

Yahoo!映画
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id325479/

公式サイト
http://yubisaki.jp/myyubisaki/index.html

GOEMON

GOEMON

★★★★☆☆☆☆☆☆



GOEMON [DVD]

GOEMON [DVD]


When? 2009.04.15

Where? 愛知県勤労会館




スタッフ

監督,原案,撮影監督・・・紀里谷和明
プロデューサー・・・・・一瀬隆重紀里谷和明
脚本・・・紀里谷和明、瀧田哲郎
撮影・・・田邉顕司
照明・・・牛場賢二
美術監督,ビジュアルコンセプト・・・林田裕至
美術プロデューサー・・・赤塚佳仁
配給・・・松竹、ワーナー・エンターテイメント・ジャパン
主題歌・・VIOLET UKYOSHIKI 「ROSA」
公開・・・2009年5月1日
製作国・・日本
言語・・・日本語
音楽・・・松本晃彦



キャスト

江口洋介・・・・石川五右衛門
大沢たかお・・・霧隠才蔵
広末涼子・・・・浅井茶々
ゴリ(ガレッジセール)・・・猿飛佐助
要潤・・・・・・石田三成
玉山鉄二・・・・又八
チェ・ホンマン・・・・・・我王
佐藤江梨子・・・吉野太夫
戸田恵梨香・・・夕霧太夫
鶴田真由・・・・小平太の母
りょう・・・・・五右衛門の母
藤澤恵麻・・・・才蔵の妻・お吉
佐田真由美・・・三成の妻・おりん
深澤嵐・・・・・小平太
福田麻由子・・・少女時代の茶々
広田亮平・・・・少年時代の五右衛門
田辺季正・・・・青年時代の五右衛門
佐藤健・・・・・青年時代の才蔵
蛭子能収・・・・蕎麦屋の店主
小日向文世・・・遊郭の番頭・弥七
中村橋之助・・・織田信長
寺島進・・・・・服部半蔵
平幹二朗・・・・千利休
伊武雅刀・・・・徳川家康
奥田瑛二・・・・豊臣秀吉




メモ

・2007年に4ヵ月に渡る専用スタジオでの撮影がスタート

・製作日数3年




感想

映像はものすごく綺麗!PS3のような映像!
明暗がはっきりしていて、少し目が疲れるー
デザインも好きだ!
ごちゃごちゃしたデザインだけど。そういう世界観は好き。

でも音楽は微妙。
まあ当たり障りはない感じ。

ただ脚本が駄目だ!
ぐちゃぐちゃストーリー
繋がりがない。映像が良い分もったいない。
適当に愛だの友情だの入れてりゃ良いのか!

ゴリの「面倒なことになる、って言ったじゃないですか!」って2回も要らない。
そもそも豊臣秀吉の所へ泥棒に入るのは面倒じゃないの?
我王(チェ・ホンマン)とか服部半蔵と「因縁の戦い」みたいなこと言いながら
闘ってる場合じゃないよ!
本当にラストで戦わなきゃいけなかったのは霧隠才蔵でしょう?

猿飛(ゴリ)もラストで「やったぞー」だけじゃなくてもう少し何か台詞要るよなあ
悲しい感じは凄く出てるんだけど。
やたら茶々(広末涼子)の肌が白すぎて「美しい」を通り越して不気味だったなあ
病弱にしか見えない。
でもキャストは豪華で皆さん良いお仕事をされてました。

舞台挨拶で江口さんと、紀里谷監督が来てました。
江口さんかっこいい!顔が小さい!体の比が美しい!
紀里谷監督はやたらと
「頑張りました!新しいことをしました!これは革命です!」と言っていたけれど、何も新しくない。
「作り方」としては映画の枠では新しいかもしれない。
でもストーリーは全然だ。
結果として何も新しくないよ。
スタッフさんや作り手がどれだけ「頑張りました」って言おうと、
つまらなかったら駄目なんだよ。
作る上で頑張るのは「当たり前」なのだよ。
だからそういうことを言われて凄く萎えました。

監督さんは今後も映画を撮りたいなら、もっとどん底まで落ちないと駄目だと思います。
もう「死ぬしかない」と言うどん底状況を体験したら、もう少し人間味迫った作品が撮れると思います。
そして脚本は誰かほかの方に任せた方が良い。

ゲームの映像を作るのが一番合ってると思います。




Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/GOEMON_(%E6%98%A0%E7%94%BB)

Yahoo!映画
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id330507/

公式サイト
http://www.goemonmovie.com/index.html

愛のむきだし

愛のむきだし

★★★★★★★★★☆

愛のむきだし [DVD]

愛のむきだし [DVD]

愛のむきだし

愛のむきだし



When? 2009.04.15

Where? 名古屋シネマテーク





スタッフ

原案,脚本,監督・・・園子温
プロデューサー・・・梅川治男
音楽・・・原田智英
撮影・・・谷川創平
美術・・・松塚隆史
照明・・・金子康博
録音・・・永口靖
編集・・・伊藤潤一
スタイリスト・・・・松本智恵子
アクションデザイン・・・坂口拓
アクション監督・・・カラサワイサオ
特殊造形,特殊メイク・・・西村喜廣、石野大雅
VFXディレクター・・・馬場革
キャスティング・・・石垣光代
助監督・・・森倉研弥
制作担当・・戸田格
アシスタントプロデューサー・・・須藤麻衣子、千田一義
企画・・・・オメガ・プロジェクト
制作・・・・アン・エンタテインメント
配給・・・・ファントム・フィルム
宣伝協力・・パンドラ
主題歌,挿入歌・・・・空洞です/ゆらゆら帝国
公開・・・・2009年1月31日
上映時間・・237分
製作国・・・日本
言語・・・・日本語



キャスト

西島隆弘(AAA)・・・本田悠(通称:ユウ)
満島ひかり・・・・沖島洋子(通称:ヨーコ)
安藤サクラ・・・・コイケ
渡辺真起子・・・・カオリ
渡部篤郎・・・・・本田テツ



受賞歴等

・第9回東京フィルメックス(2008年)
  「アニエスベー・アワード」賞

・第59回ベルリン映画祭(2009年)
  「カリガリ賞」「国際批評家連盟賞」



メモ

・R-15指定




感想

良い評判は聞いてました。
けど4時間も眠らずに見ていられるかなー、と思っていたら!

休憩が来るまで物凄く面白い!!
ニコニコしながら見てたー!

にっしーには全然期待していなかったけれど、とても頑張っていた!
凄かった!素敵だった!

ヨーコは本当に可愛いね。
ギャップが素敵。叫んでても可愛く見えてくる。

そしてコイケ!ハマり役!よく見つけてきた!
肩から上のアップを見ていると可愛く見える。目は離れてるけど。
白って人を美人に見せるのね。
でも全身を映すと少しデブ!がっしりとしている!体が大きい!
本当にコイケにぴったりだーでも気持ち悪いー

後半に入ると、もう未知の世界。
みんなむき出し。回りくどいことなどすべて無し。
私は「あなたのために死ねる」って言えるような相手に出会ってないから、
ラスト1時間はキャパオーバー。ユウたちの気持ちがわからない。
人のためにそこまで出来るの?
何故か冷静になって見てました。
もっと映画の世界に入りたかったなあ。

監督さんはどういう人なのだろう?
どん底も、人間の醜い部分も知っていて、
その上でそんな部分が嫌いじゃない、そんな感じがする。
「お前などまだ餓鬼だ!」と言われた感じ。
他の邦画との差を見せつけられた感じだー。

この映画はとても良かった!
が、私も「愛をむきだせる相手」を探さないといけない気がした。
ので、彼氏とものすごく別れたくなった。
けど自分保守的なんだよなあー
優柔不断だし、流されるし。
映画を見た後に彼と会ったので、「別れよう」って言おうとも思ったよ!
けどバースデープレゼントなんてもらったら別れられないじゃんー

そして彼は「ユウ」のように愛をむきだしているのだ。
全身で私のことが好きなんのだ。
別れたら自殺しかねないのだ。
私もそれくらい彼のことが好きだったら彼も、私も幸せなのに、どうして好きじゃないんだろう。

この映画を見た今、自分をどん底へ突き落さないといけない気がする。
けれどそれはとてもとっても怖い。
私は1人になってしまうのだ。
けれどそうならないと私は次のステップへ上がれない。
別れるには、とてつもない労力と、覚悟と、冷徹さが要る。

そして愛をむきだせる相手が見つかったとしても、受け入れられるかどうかが恐い。
今からもう怖い。臆病過ぎる。
好きな人が出来たら別れられる、と思うけど、
そんな甘っちょろいこと言ってたら駄目だよなあー

あぁどうしたら良いのだろう。
そんな感情をこの作品は私に残していきました。




Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%84%9B%E3%81%AE%E3%82%80%E3%81%8D%E3%81%A0%E3%81%97

Yahoo!映画
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id331109/

公式サイト
http://www.ai-muki.com/