時計じかけのオレンジ

時計じかけのオレンジ

★★★★★★★★★☆



時計じかけのオレンジ [DVD]

時計じかけのオレンジ [DVD]


When? 2009.04.23

Where? DVD




スタッフ

監督,製作,脚本・・・スタンリー・キューブリック
原作・・・アンソニー・バージェス(イギリス)
音楽・・・ウォルター・カーロス
撮影・・・ジョン・オルコット
プロダクション・デザイン・・・ジョン・バリー
編集・・・ビル・バトラー
配給・・・ワーナー・ブラザーズ
公開年度・・・1972年
上映時間・・・136分
製作国・・イギリス
言語・・・英語
制作費・・$2,200,000
原題・・・A CLOCKWORK ORANGE




キャスト

マルコム・マクダウェル・・・アレックス・デラージ
パトリック・マギー・・・ミスター・アレクサンダー
マイケル・ベイツ・・・・看守長
アドリエンヌ・コリ・・・ミセス・アレクサンダー
ウォーレン・クラーク・・ディム
ジェームズ・マーカス・・ジョージー
マイケル・ターン・・・・ピート
ミリアム・カーリン・・・キャットレディ
スティーヴン・バーコフ・・・トム



受賞歴

・第44回 星雲賞(1973年) 
  映画演劇部門 

・NY批評家協会賞(1971年) 
  作品賞、監督賞




メモ

・タイトルはロンドンの下町言葉の言い回しで、 「何を考えているか分からない変人」という意味らしい。

・また原作者が一時住んでいたマレーシア語では人間を「orang」と言うので、「時計じかけの人間」となり、「国家の奴隷」と言うことになるのだろう。

・ロシア語と英語のスラングで組み合わされた「ナッドサット言葉」が使用されている。

・映画中にある新療法の実験シーンの際、アレックスが装置でまぶたを固定される場面があるが、撮影中にこの装置の位置がずれて目の中に直接入り、失明しかけた。

・『雨に唄えば』が挿入歌として用いられているが、これはマルコムがそらで歌えるのがこの曲だけだったため。

・この映画は、史上初めてドルビー研究所が開発したドルビーノイズリダクションシステムを使用し、ステレオ録音された映画である(但し劇場公開用のフィルムはモノラル)。キューブリックが次にステレオ音響を使ったのは意外にも遺作となった『アイズ ワイド シャット』である。

・英国では1973年にキューブリックの強い意向もあり、全ての上映が禁止された。英国での再上映が始まったのは、キューブリックの死後1999年になってからである。

・アレックスが二度目に作家の家を訪れたときに登場するマッチョな男は、ダース・ベイダーの中身を演じたデヴィッド・プラウズである。

・本作はキューブリックが事前に鑑賞していた松本俊夫監督の映画『薔薇の葬列』に大きく影響されており、作中では酷似した演出(クラシック音楽と共に、映像を早送りで再生する)が見られる。

・一部には暴力を誘発する作品であるという見解もあり、この作品を見て犯罪を犯した者がいた。



使用されている音楽

交響曲第9番ニ短調(作曲:ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン)
泥棒かささぎ』序曲、『ウィリアム・テル』序曲(作曲:ジョアキーノ・ロッシーニ)
『威風堂々』第1番、第4番(作曲:エドワード・エルガー)
『メアリー女王の葬送音楽』(作曲=ヘンリー・パーセル)
『太陽への序曲』(作曲=テリー・タッカー)
灯台守と結婚したい』(作曲=エリカ・エイゲン)
雨に唄えば』(作詞=ナシオ・ハーブ・ブラウン,作曲=アーサー・フリード,歌=ジーン・ケリー)
『シェヘラザード』(作曲=ニコライ・リムスキー=コルサコフ)



あらすじ

極悪、非道な悪さを続けている。学生。
→いつも通り悪さをしていたら、誤って殺してしまう。
→警察が来て逃げようとするが、今まで自分の独断でやっていたため仲間から裏切られ、捕まる。
→刑務所へ。14年の懲役。
→つまらない刑期。そこへ「ある治療をしたら、2週間で刑務所から出られる」という朗報が。
→治療を受け始める。治療とは、食後に注射を打たれ、午前と午後の2回、レイプ、暴力などの悲惨な映像を見せられるものだった。
→そして暴力や性的なことをしようとすると、吐き気がするように。また、映像のBGMにベートーヴェンの「第9」が使われていたため、その曲を聞いても吐き気、不快感を覚える。
→刑務所から出る。新聞に載る。
→実家へ帰るが、自分の部屋は下宿に使われていて、住む場所がない。
 昔暴力をふるったホームレスに会い、荷物を奪われる。
 自分を裏切った仲間が警察官になっており、街の外れまで連れて行かれ、暴力をふるわれる。
→雨が降りしきる中、やっとのことで、民家に助けを求める。
→が、その民家は昔暴力をふるい、金品を盗んだ家だった。
→民家の主は、主人公が新聞に載っていたことを思い出し、政治家の友人に電話をする。
→その間、主人公はお風呂に入っている。気持ち良さそうに、「雨に唄えば」を歌いながら。
→その歌声を聴いた主は、以前自分と妻に暴力をふるった相手だと思いだす。
→お風呂から出、食事をいただいていると、政治家の友人たちが来て、質問を受ける。そして就寝。
→朝目が覚めると、「第9」が流れていた。
 昨日の質問で、「「第9」を聞くと、死にたくなる」と答えていた。
→苦痛に耐えきれず、窓から飛び降りる。
→生きていた。病院で治療を受け、回復していく。
精神科医から心理テストのような質問をされるが、「暴力」「セックス」のことを答えても、吐き気が起こらない。
→「ある治療」を主人公に受けさせた政府の役人がやってきて、イメージの回復のため、協力を願う。
→主人公の快い返事を喜んで、役人はスピーカー等音楽のプレゼントをする。流れてきたのは「第9」
→大勢のカメラマンが病室へ入ってくる中、主人公は気分よさそうな表情を浮かべていた。



感想

怖いよーすっげ恐いよー
私無意識に「襲われる側」に感情移入しちゃうからめっちゃ怖かったよー最初。

にしても訳が下手なのか、「イン・アウト」とか他は忘れたけど、
そのまんまなんだよね。
しかもシーンによって訳が変わるんだよね。
カッコ付けで書いといてよー
そういう台詞が続いたら訳わかんないんだよー

でも撮り方、凄くいい。
音楽も。やっぱりオーケストラだ!BGMはオーケストラorアルペジオ
斜め下からのアングル良いなあ。
女の子を2人、家に連れ込んでセックスしてた時の撮り方良いー
早送りして。いやらしさが無い。

本棚とタイプライターって良い組み合わせ。

うーん。
政治に向けて作っているのかな。
もてあそばれる市民。まあ、殺人を犯してるけど。
深く考えようとすると、その前に映像のインパクトがやってくる。
怖いよー凄いよー
監督は天才だ。これぞ鬼才。

本当に素晴らしいんだけど、最後の主人公が「第9」を聞いて
「ほけーっ」って顔をするシーン、私死んじゃったのかと思ったよー
少しわかりずらいかなあ。
精神科医のテストのシーンでは「悪さしてた頃と一緒だ」って気づいてはいたんだけど。
あそこでわかった人いるのかな。
そこだけだなー

部屋のインテリア素敵!
斬新!可愛い!1週間住んでみたいー

素敵だし、「素晴らしい映画」リストには入るけど、何度も見たいとは思わないなあー

「現実世界の色が本物らしいのは、スクリーンの上だけだ。」



Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%99%82%E8%A8%88%E3%81%98%E3%81%8B%E3%81%91%E3%81%AE%E3%82%AA%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B8

Yahoo!映画
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id15902/