■
★★★★★★★★☆☆
- 出版社/メーカー: IVC,Ltd.(VC)(D)
- 発売日: 2009/02/20
- メディア: DVD
- クリック: 2回
- この商品を含むブログ (8件) を見る
When?
Where? DVD
スタッフ
監督・・・・ルネ・クレマン
原作・・・・フランソワ・ボワイエ
脚本・・・・ジャン・オーランシュ、ピエール・ボスト、ルネ・クレマン
音楽・・・・ナルシソ・イエペス
撮影・・・・ロベール・ジュイヤール
セット・・・ポール・ベルトラン
上映時間・・87分
公開・・・・1952年
製作国・・・フランス
配給・・・・東和
キャスト
ブリジット・フォッセー・・・・ポレット
ジョルジュ・プージュリー・・・ミシェル・ドレ
リュシアン・ユベール・・・ミシェルの父
ジュザンヌ・クールタル・・ミシェルの母
ジャック・マラン・・・・・ジョルジュ・ドレ(ミシェルの兄)
ロランス・バディー・・・・ベルテ・ドレ(ミシェルの姉)
アメデー・・・・・・・・・フランシス(ベルテの恋人)
受賞歴等
・1952年アカデミー賞
名誉賞(後の最優秀外国映画賞)
・1952年ヴェネチア国際映画祭
サン・マルコ金獅子賞
・1952年NY批評家協会賞
外国映画賞
メモ
・画は白黒。
・撮影にお金を使いすぎてしまい無くなってしまった為、全編を通してギター一本で演奏し、名曲『愛のロマンス』が生まれた。
感想
Yahoo!映画のレビューには「反戦映画だ」と多く書かれていたが、
あたしには恋愛映画に見えた。
最初はわがままな幼い女の子(ポーレット)と、頼れて手を引いていってくれる男の子(ミシェル)。
ポーレットには、ミシェルしかいないのだ。
ミシェルはポーレットに喜んで欲しくて、なんでもしてしまう。
2人は2人で生きていくのだ、と寂しくなり、時々キュンとしながら見ていた。
でも警察がミシェルを迎えに来た時に思った。
これもいつか、思い出になってしまうのだ、と。
2人はずっと2人でいたかった。
けれど、例え警察が来なくとも、生きていく上でいつかすれ違い、2人は離れてしまうのだ。
ポーレットは肉親がいない寂しさにぶつかり、
独りで乗り越えなければならない。
でないと、ポーレットはいつかミシェルの重荷になるだろう。
そうしたら2人で潰れてしまう。
2人は幸せになれない、それは戦争の所為。
そんな風に解釈していたが、なんだか甘かった気がする。
戦争がおまけのように見えた。
レビューの1つに、
「十字架を盗むことが善か悪かわからない。それは兵隊と同じ」
というような文章があった。
私は戦争から一番遠い所に生きている気がした。
まあ今の日本に生きていれば、戦争はニュースの世界の話だけれど。
ポーレットはいつか、戦争を憎み、ミシェルをも憎むのだろうか。
最初はポーレットの犬が死んでも、
「他の犬をあげるよ」とミシェルに言われるとすぐに犬を捨ててしまう。
戦争と同じ「使い捨て」を表しているのかな?
その後も命がゲーム扱いだもんなあ
凄い映画だ。
Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A6%81%E3%81%98%E3%82%89%E3%82%8C%E3%81%9F%E9%81%8A%E3%81%B3